前回に引き続き「中国館」のご紹介です。
清明上河図の次は「希望的大地」というエリアに入ります。
天井から吊るされた透明のプラスティック製ひものカーテンです。
絵画を展示しているエリアです。
色使いがとても鮮やかで、子供たちの表情も良い絵です。
自転車をこいでいる子供の顔のインパクトが凄い!
リロ&スティッチのスティッチみたいだ。
登場している人の顔が全部一緒で、絵に不思議な世界観があります。
絵を鑑賞している途中の窓の外の風景も
なかなか綺麗で見逃せませんでした。
中国館からは世博軸もキレイに見えます。
マカオ館のうさぎちゃんのアップ。 屋上部分に英語で
MACAUって書いてあったんですね。
引き続き、中国児童の絵がありました。
上海郊外の七宝老街という所で見かけた新婚カップルの絵ですね。
右上角に「また一人洋式の花嫁さんがいる」と書いてあります。
児童の絵画の次は、「東方の足跡」というエリアで、
トラムのようなものに乗って、中国の足跡というか、
未来の姿を探索に行きます。
オレンジ色というか朱色が目に焼きつきます。
今回の万博では、世界不況のせいか、こういった乗物系の
パビリオンはほとんど皆無でした。
言っちゃ悪いけど、結構チープな造りです。
正直意味不明です。
あるのでしょうか。
この映像の手法は先進性を感じません。
結局、頭の中に「?」が残ったまま、トラムライドは終了しました。
このあとにも、違うエリアが一つありましたが、あまりにも
写しどころがなかったので、館内の目を惹くものだけ
撮り続けました。 建物の設計だけで、脳ミソを使いきった
でしょうね。
万博文化センターが良く見えます。 自分は勝ってに大きなドラ焼きと
呼んでいます。
中国館のお膝元にある台湾館が見えました。
中国館はこれでおしまいですが、さすがにちょっと名残惜しかったです。
上にあがる人たちは、相変わらず多いですね。
上を向いて中国館の角を撮ってみました。
印鑑がたくさんありました。
世博軸がキレイに撮れました。
中国館の敷地内から撮影した台湾館。
夜だったら、もっとキレイに撮れていたと思います。
美しい建物には違いないですね。
右がパキスタン館で、その隣りがイスラエル館、左側の赤茶色の
建物はスリランカ館です。
中国館同様人気のあるパビリオンのサウジ館。
半永久的建築物として、ずっと上海に残されることが決まっています。
総括として、あくまでも個人的な意見を正直に申し上げますと、
この中国館は、一体何を来場者に伝えたいのか、理解に
苦しむパビリオンでした。先進技術を伝えるでもなく、中国
悠久の歴史を伝えるでもなく、中華文化の良さを伝えるでも
なく、短期間で豊かになってしまった中国を象徴するように、
何かが追いついていなくて、薄っぺらな印象を受けました。
(中国人の読者の方にお伝えしますが、私は日本館に
対しても残念な印象を受けています)
皆さん、今後上海に訪れた際に、中国館を訪れる機会も
あるかと思いますが、あまり期待されずに行かれた方が
よろしいかと存じます。
以上は、中国館に関する個人的な感想で、中国館に
訪れた方それぞれ受け止め方は違うので、偏見だと
思わずに、今回の記事をご覧いただけたら幸いです。